2023年12月01日

さおり織り きままな4人展

さおり織り きままな4人展

さをりひろば円座は、創作手織りであるさをり織りを楽しむグループです。さをり織りは50年ほど前に大阪の主婦、城みさをさんが考案しました。お手本がなく、感性のままに自由に、機械的な表現ではなく人間にしか生み出せない発想や感性を大切にすることを提唱されています。

機械的な表現、言い換えれば常識や既成概念で綺麗とされている整った表現を排除していくと、逆転の発想で、整っていない表現や、織り間違い、一般的には上手でない無茶苦茶な織り方を機械にはまねのできない独創的な表現と捉えることができます。そのため、だれがどんな風に織っても「その人の表現」として認め合い、刺激しあう関係となることができるのです。

そのためさをり織りの考えでは、子どもや、知的な障害のある方の美しい色を選ぶ感性や、心のままに織り進む荒々しい表現等から多くの刺激を得、創作活動をする者としてお互いに対等な関係を自然に築くことができます。

この間口の広さがさをり織りの特筆すべきところです。

城みさをさんは「グループのみんなで学びあおう」とも提唱されています。さをりの仲間たちの間では先生も生徒もなく、ベテランも初めての方も対等です。お互いいいところや面白いところ、新しい発想などを学びあい刺激しあうことで、さらにお互いを成長させていくのです。そのことを理解してもらうため、さをり織りは「教室」という言葉を使いません。さをりの仲間が集まるひろば、ということで「さをりひろば」と呼んでいます。全国にはたくさんのさをりひろばがありますが、さをりひろば円座は拠点のある円座町の町名と、身分の上下なく輪の形に座る円座(車座)の意味をかけて命名しました。

多くの人が創作手織りを楽しみ、表現を通して多様性を受け入れる土壌を地域の中に耕して行ければと思っています。二年前に花葉逢で作品展をした時から仲間が2名増えて、4名での作品展となりました。同じ織機を使って、同じ糸棚から糸を選ぶのに全く違うそれぞれの表現。気ままな楽しい作品をお楽しみいただければ幸いです。

令和5年12月1日
さをりひろば円座主催
三 好 照 恵

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